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会議・研修 説明する力を育てる〜2の1算数

2年生の算数では、二ケタ同士の足し算の学習をします。2の1では、その問題に入る前に、二ケタと一ケタの足し算の復習をしている場面でした。

「32個のおはじきがあります。私は7個のおはじきを持っています。合わせて何個になりますか?」担任から、「これは何算になるの?」皆一斉に「足し算」と得意そうに答えます。ところが、担任の質問は続きます。「なぜ足し算なの?」子供たちは一瞬考えましたが、すこし時間が立つと、一年生の時のことを思い出して説明しはじめました。

次に、「式と答えはどうなる?」この問いにもすぐに式と答えを確認しました。担任がさらに問いかけます。「どうやって計算したの?」。子供から「まず、2と7を足して9だから、答えは39です。」やり方は正解ですが、担任はさらに問いかけました。「なぜ2と7を足すの?」「3と7を足してはだめなの?」またまた一瞬間が空きましたが、子供たちが「だって先生・・・」と言いながら説明し始めました。

このやり取りの中で、計算の仕方だけでなくケタの表す数字の意味や計算の仕方を改めて確認していました。二桁の足し算でも十進位取り記数法の考え方を元に、計算の意味や計算の仕方を考えていきます。子供たちが自分で説明しながら、数学的な考え方や表現力を身につける大切な時間となりました。