家庭でできる取り組みについて〈言語教室〉
言語教室での指導が始まるまでの間、正しい発音作りのためにご家庭でできることを紹介します。食事や遊びなど、日常生活の中でできることばかりですので、お子さんと楽しみながら行ってみてください。
1 お顔、お口、舌の体操
・母音口形(母音「あ・い・う・え・お」の口の形)
あ・・・上下の歯が見えるように
い・・・左右の口角があがっているか
・おうちの人と向かい合ったり、一緒に鏡の前で映った顔を互いに見あったりし、おうちの人の顔や
口の動きのまねっこ
・にらめっこ、あっちむいてほい、ひょっとこ顔
・口笛、舌打ち、舌じゃんけん(グーは舌先を上に巻く、チョキは左右を巻く、パーは舌をそのまま
出す)、舌を出す(力を抜いてそっと出す、思い切り出す)、口の周りなめ
・ガラガラうがい
2 吹く遊び
・シャボン玉
・笛ラムネ、水笛、草笛(笹笛、カラスノエンドウ・・・)、リコーダーやハーモニカ、笛
・蛇笛、巻笛
・ビニル風船、風船ガム
・折り紙を使って・・・吹きゴマ、紙風船、風車
3 飲んだり食べたりして
・硬いものや柔らかいもの、大きな塊や細かいもの、砕けるものや粘るものをよく噛んでこぼさずに
食べる
→カレーやシチューの具を大きくすると舌や口をたくさん動かすので、トレーニングになります。
→切干芋やするめなどの固いものはよくかむ必要があるので、口を動かすを練習になります。
・食器のふちやスプーンからすすって食べる
・うどん、そば、ラーメンなどの麺をすすって食べる
・ゴクゴクと続けて飲む
・ストローで吸う
・口の中やまわりの食べ物や食べカスを舌で取る
・熱いものを吹いて冷ます
・ソフトクリームや棒つきのキャンディーなどを最後までなめる
・お皿(のジャム)をなめる・・・カレーのお皿なども
・種飛ばし(さくらんぼ、ぶどう、すいか)
4 音遊び・・・音韻意識を育てます
・しりとり
・言葉集め言葉探し(最初や最後や真中に特定の音がつく言葉や、特定の数の音を探したり集めたり
する)
・ジャンケン 「グリコ」
・回文 たいやきやいた
・さかさことば アイス→スイア
・早口ことば
5 聴く力を高める遊び・・・集中して聞こうとする態度や聞き取る力を高めます
・手遊び歌(いっせーのー、おちたおちた)
6 言葉遊び・・・語彙力がつきます
・連想ゲーム さよならさんかく
・なぞなぞ
*Web上で参考になるところです。ご覧ください
独立行政法人国立特別支援教育総合研究所
「親子で学べる発音教室」
http://forum.nise.go.jp/oyakotoba/htdocs/